アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎とは
ホコリ、ダニ、花粉などの吸入性抗原の吸入により、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどの鼻症状が起こるもので
根本的な治療が不可能であったり、治療にかなりの時間を費やす必要があります。この鼻炎の原因にはいろいろのものが考えられ、人それぞれ異なります。
花粉症もこのアレルギー性鼻炎の一つに含まれます。
異物に対する身体の正常な反応が過度に現れたものであるので、根本的な治療は難しく、薬で症状を抑えるのが一般的です。
アレルギー性鼻炎の症状
アレルギー性鼻炎の症状は、アレルギーを引き起こしている物質を吸い込んでしまった時に、くしゃみや咳き込み、目のかゆみなどが現れます。
それらを軽減させるには、そのアレルギーとなっている原因物質を取り除くことが重要です。ひどい場合は、鼻を洗うなどしないと、くしゃみや咳込みが治まらない場合がありますので、早めの受診をおすすめします。
抗原物質を避ける
マスク
マスクの着用も有効で、通常のものに湿ったガーゼを挟み込むだけでも効果があります。
花粉症用のマスクではかえって息苦しい感じがすることもあるようです。通常のマスクでも鼻に入る花粉数はマスクをしない場合の約1/3に軽減されます。
メガネ
着用に違和感のない花粉症用のメガネも発売されていますが、通常のメガネを使用するだけでも着用しない時より、眼に入る花粉量は半分以下になります。
コンタクトレンズを使用している人は、花粉の季節には花粉がレンズと結膜の間に入り擦れることがあります。
衣類
羊毛製の衣類は花粉が付着し易く、花粉を屋内に持ち込み易いので、服装にも気を付けましょう。
アレルギー性鼻炎の原因
アレルギー性鼻炎を引き起こす主な原因としては吸入性抗原で、これは空気中に必ず存在し、呼吸することによって必ず体内に入ります。この約60%がハウスダストでダニ、ほこり、ゴミ、犬や猫などのペットの毛や羽、約30%がイネ科や雑草、スギ、ヒノキ、ブナ、ヤナギ、カエデ、カシなど樹木の花粉、そして残りの約10%がカビになっています。
アレルギー性鼻炎の治療方法
アレルギー性鼻炎の治療には、抗アレルギー剤、ステロイド薬、抗ヒスタミン薬、抗血管収縮性点鼻薬などの薬を使用いたします。